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相撲・ラグビー・バスケ・水泳・バレー…競技団体、赤字だらけ 内輪経営、甘い見通し 2013.07.11

 主要競技団体で2012年度の赤字決算が相次いでいます。役員交代につながった団体もあり、経営能力を高める必要があるとの指摘が出ています。
 公益財団法人日本水泳連盟(http://www.swim.or.jp/)は、当初見込みより1億2千万円多い赤字。寄付金が予想より集まらなかったり、予定になかった五輪祝勝会を開いたりしたのが響き、鈴木大地新会長の下、国際大会を今年度限りで打ち切るなど事業を見直します。公益財団法人日本バスケットボール協会(http://www.japanbasketball.jp/)は、昨年のアジア杯において契約内容の理解不足などから9千万円の赤字を出し、専務理事が辞任。昨年度全体でも赤字となりました。
 公益財団法人日本バレーボール協会(http://www.jva.or.jp/)は、11年度の7174万円に続く赤字で、責任を追及する形で中野泰三郎会長を退任させました。公益財団法人日本ラグビー協会(http://www.rugby-japan.jp/)も11年度の約3億5千万円に続く赤字で、今年度は7人制の国際大会の収入が伸びなかったのが響きました。協会内には、「体質を改善しなければ、日本開催の19年W杯に影響が出る」との声もあります。
 約10億7200万円の赤字を出した財団法人日本相撲協会(http://www.sumo.or.jp/)は、相次ぐ不祥事による客離れと巡業数の減少、裁判や調査費用の増加が影響しました。
 内閣府公益認定等委員会の担当者は、「営利目的の団体ではないので、赤字だから直ちにダメとは言えない」としながらも、「競技出身者ばかりで意思決定をしていることが影響しているのでは」と指摘しています。同委員会は先月21日、公益財団法人日本オリンピック委員会(http://www.joc.or.jp/)に対し、加盟する競技団体の役員に外部有識者を加えることをルール化するよう提案しました。
 一方で、公益財団法人笹川スポーツ財団(http://www.ssf.or.jp/index.html)のスポーツ政策研究所長の武藤泰明・早大教授は、「公益法人は収支均衡予算を組むので、事業規模が大きい団体は変動幅も大きく、赤字になりやすい。萎縮して普及活動や強化がおろそかになっても問題」と言います。そのうえで「非常勤の外部有識者を起用しても、経営管理まで求めるのは酷。事務局を充実させ、執行能力を高めるのが先決」と話しています。

(2013/07/10 朝日新聞 から一部引用)

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